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2022-07-14 21:58:00

苦境を乗り越えた人の温かさ

広島在住のTさん。若い時に命を落とすかもしれないような大事故に遭い苦難を乗り越えてこられた方です。

 

一緒にいるとこの上ない安心感があります。ご本人は仕事でミスをすると「私は失敗をよくするから‥」と落ち込まれます。失敗して周囲に迷惑をかけないように誰よりも努力をされる姿を間近で幾度も拝見しました。きっと失敗をする人を責める人からのプレッシャーと闘ってこられたのだと思います。

 

失敗をする人と失敗をせめる人。もし一緒に仕事をするなら私どもは失敗を幾度しても皆で助けあえるようなチームでありたいと思います。もちろん失敗しないように努めることは大切ですが、うまくいかない経験を通じて人は成長できる。うまくいかないことが人生を切り開くきっかけにもなります。誰かを責めても何の解決にもなりません。どうすれば今後うまくいくか、知恵を結集できるかが重要だと思います。

 

完璧な人には人は心を開けない。うまくいかない何となく自信がなさそうな雰囲気に安心する子どもたちも少なくありません。自信がないこと、うまくいかないことをお互いの強みにかえていけるような繋がりの和を期待します。

 

スタッフの一人はTさんの笑顔と優しい人柄に幾度も人生のピンチを支えてもらいました。仕事で悩み行き詰まった時、夜な夜な車の中で話を聴いてもらいながら翌日への力をもらいました。Tさんがいてくれるだけで朝職場に着いた時に心が和む。心のオアシスのようなTさんです。子どもたちが学校に足を運んだ時にTさんのような方がいてくだされば学校の安心感は何倍にも増す気がします。場所も大切ですがやはり人との繋がりです。

 

そのTさんが今回私どもサポートルームの取り組みに賛同してくれて遠く広島からピアサポートメンバーとして様々な方々と繋がりを築いてくれています。Tさんとラインでやりとりされながらお互いにエネルギーをためていかれながら自分にできることを模索されているやりとりを拝見しながら私どもがたくさん元気をいただいてます。

 

現在はオンラインでのやりとりですが、コロナが落ち着き来実の子どもたち、保護者さん、スタッフ、ピアサポートメンバー皆対面で集える日を夢見て、今は安心できる方法でやりとりを重ねながら繋がりの充実を目指してまいります。

2022-07-08 06:22:00

言葉の力に溢れる子どもたち

今当ルーム内で学習チャットやライン等を活用して子どもたちがピアサポートメンバーとやりとりしています。

 

保護者の方々にとって多感な時期の子どもたちのSNS等の付き合い方は悩み深い1つかもしれません。

 

当ルームではピアサポートメンバー(心理学等を学び子どもの応援に活かしていきたい有志メンバー)と子どもさん、見守り役の当ルームスタッフ3人でチャットルームをつくり子どもさんとピアサポートメンバーのやりとりの中で何か心配な時にはいつでもスタッフがやりとりでフォローできる体制にしてあります。すららの学習チャットであれぱさり気なく保護者の方にも子どもさんのやりとりを見守っていただけるシステムです。

 

何もかも最初から制限をかけて経験できなくしてしまうとストレス耐性、対処能力が低くなり結果的に折り合う力も十分育たなくなります。子どもさんの状態にあう形、子どもさんの力を信じて繋がる力を応援していければ嬉しいです。

 

 

話すのは苦手でも書いて伝えることがとても得意な子どもたちも少なくありません。アニメ、ゲーム、音楽、作品作り等自分の好きなことを話題にして繋がりながらどんどんエネルギーをためて状態を整え少しずつ未来へ向けてのよか準備を重ねています。子どもたちとサポートメンバーの繋がる力、好きなことに打ち込める力にただただ驚くばかりです!

 

 

2022-07-04 08:47:00

家族の絆を応援する‘すらら’

現在小学5年生のひかりさん(仮名)。すららで学習を開始されてもうすぐ3ヶ月になります。ご入会後、ご家族との約束毎日1時間のすららでの学習を続けています。クリアした課題(1つ30分程の内容)はこれまで240を超えました。「努力できることが何よりもの才能。」元野球選手のイチローさんの言葉がひかりさんにはぴったりです。苦手なことにも幾度もチャレンジして学習に向き合う姿は離れた場所からでも私どもに勇気と元気を与えてくれます。お会いしたことがなくても人間性の素晴らしさ、丁寧に人に向き合える優しさ、ご家族の中で愛情に包まれてご成長されていることが十分伝わってまいります。部活動との両立の中、学校の課題とすららも欠かさず取り組み続けるスーパー小学生です!

 

 

 

ひかりさんがここまで頑張れるのはご家族の温かい応援が背景にあります。ひかりさんの学習にマラソンの伴走者のように見守ってくださっているご家族の存在がひかりさんの学習のエネルギーになっているのでしょう。エネルギーが充足されないと学習にはなかなか向き合えません。心を整え、よい一定のリズムで学習されているご様子がご家族からのメッセージからも伺えます。これからすららに取り組みたいとご検討中のご家族もひかりさんご家族のお取り組みを是非参考に各々のご家族の応援の形を築いていただければ嬉しいです。

 

 

 

ひかりさんご家族からいただいたメッセージより

 

 

 

今は「解けた」ことの自信を積み重ねていって欲しいと思います。学習の習慣はできつつあります。学校の宿題(自学)を「すらら」に置き換えたことで、宿題に取り組んでいる感覚で進めているようです。一日一時間を目標に毎日取り組むことを継続しつつ、行楽等で学習出来ない日は翌日に二時間を目標として取り組んでいます。

 

 

 

コーチングメッセンジャーアプリはダウンロードして携帯とiPadで見ることが出来る様にしています。学校に提出する自主学習ノートに私が作成した学習表を貼って提出してもらっています。学習表はアプリで確認出来る一日の学習時間、月の学習累計時間、教科ごとの正答率、ランキングが記入出来る様式としており、私が記入した後に娘には一日の学習履歴と課題の正答率に応じた理解度をAからDに分類記入し、ふりかえりのコメントを短文書いてもらうようにしています。特にランキングは学習時間が増えると上がっていくので、私が書いた結果を楽しみにしているようです。将来の夢、目標は姉と同じ道を歩みたいようです。

 

「自分のことを気にかけてくれる人が傍にいる」

 

子どもの成長の礎の部分の大切さをひかりさんご家族から改めて教えていただきました。ご家族ならではの確かな応援の形を試行錯誤されながら築いてこられているのが素晴らしいですね。私どもスタッフもひかりさんご家族からたくさんの学びをいただいております。ひかりさんの夢をご家族と一緒にすららを通じて応援していければ嬉しいです。ひかりさんご家族との素晴らしいご縁をいただいたすららにも感謝ばかりです。

 

 

2022-06-27 11:54:00

同時処理がストレスになる時は‥

高ストレス状態になりやすい傾向に

 

1 元々本人自身がストレスを抱えやすい傾向

 (敏感さの高さ、性格傾向、HSP、発達症等)

 →苦しいことを言葉で伝えきれない辛さあり

2  環境的なストレス

 学校生活、職場、家族などの状況、人間関係など

 が複数重なっている

 

1+2→高ストレス状態になりやすいことが考えられます。

 

複数のストレスを抱えてしまうと複数のストレスに同時に対処しなければならなくなり同時処理能力が必要になりますが、ストレスを抱えやすい方はこの同時処理が苦手な方が少なくありません。同時にたくさんのことを考えたり処理したりすると頭が混乱し脳疲労を起こして適切な判断が難しくなります。

 

同時処理が苦手な人は是非経次処理能力を活かしてみましょう。

 

経次処理とは物事を1つひとつ処理していく力。野球で有名なイチローさんは毎朝カレーを食べること、打席に辿り着くまでの確かなルーティンがあったそうです。こう時間を使うとうまくいく。日々のイメージと実践は大切ですね。

 

やることを曜日や時間帯で分けたりしてできるだけたくさん重ならないような自分ルーティンをつくるのもお勧めです。着る洋服、食べる物等もその都度考える度に脳のエネルギーを要します。できるだけ大切な能力を温存できるように曜日や時間でルーティン化してみて大切なこと、大切な人にエネルギーを注げればよかですね。

 

ちなみに同時処理能力、継次処理能力等は知能検査等でも知ることができます。自分のストレスの抱えやすさ、処理する力等自己理解が深まると対処の仕方も見えてきます。自分で調整できることは自己コントロールできるようになるとストレス量は大分軽減できて心身身軽になってくることも期待できます!

 

 

2022-06-17 12:55:00

久しぶりの再会

昨日来実スタッフで今後の方向性の打合せをしました。久しぶりの再会がとても嬉しく元気をいただきました。

 

コロナ禍になり人に会うのもなかなか難しい状況が続きました。その中でオンラインを活用した子どもサポートのあり方を模索してきました。

 

やりとりするだけで元気がもらえる。この世の中でそう思える人に出会う機会はなかなかないかもしれません。幸せや幸運は自分一人で感じれるものではなく相手が運んできてくれるものだと実感します。

 

コロナ禍という大きな苦境の中、私たちは家庭での過ごし方や直接会わなくても子どもたちの応援できる形の選択肢を見出す機会をいただきました。安心できる家庭だからこそ、できることがたくさんある。人とのやりとりも直接会わなくても電話が苦手でも可能な安心の形があることをピアサポートメンバーと子どもたちのやりとりから教えてもらいました。

 

来実ではこれまでのサポートの幅、選択肢を更に増やしていけるサポートシステムの構築を目指してまいります。誰とどのように繋がると更に安心が増えるか。一人ひとりの子どもたち、保護者さまのニーズにそって私たちに何ができるか、判断する力を鍛えつつ少しでも何かお力になれたら嬉しいです。