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2022-06-12 11:07:00

今日が人生で一番若い日

「今日が人生で一番若い日」

 

これはスタッフがよく拝見させていただいているYou Tubeのリベラルアーツ大学の両学長がよくおっしゃる言葉です。とてもテンポがよく内容が心理学にも繋がる部分が多く日々活力をいただきます。

 

年齢を重ねると色々変化が訪れます。体力の低下、目が見えにくい、聞こえにくい、忘れやすくなる‥。この変化を補おうとするとまた更にパワーを使い、エネルギーが追いつかなくなったりします。

 

両学長は自分がうまくできない部分はどんどん人に頼んで力を借りましょう!というスタイル。苦手なことにエネルギーを注ぎ過ぎて大切なこと、好きなこと、得意なことにエネルギーを注げないのはもったいない。私ども来実スタッフの目指すところと重なる部分がたくさんあり元気をいただきます。うまくできない自分を受け入れると人に頼れる自分になれる。人に繋がる絶好の機会です。

 

新しいことに挑戦するのはとても勇気とパワーがいりますがいくつになっても新しいことに挑戦されている方に接すると元気をいただきます。やらない理由をみつけてやらない道を選ぶのもひとまずやってみて自分の安心の道を増やしていくことを選ぶのも自分次第。苦しい環境に身を置いている時にその渦から出る勇気をもつのもとどまることを選ぶのも自分でコントロールできることであれば色々な人の力を借りて安心を増やしていければよかですね。

 

人は誰とどのような環境で過ごすかで人生が大きく開けていくことが期待できます。来実は同じ気持ちで子どもたちの未来を応援したいスタッフやメンバー、保護者の方々で集いスタートしました。この人の笑顔を見るだけで、取り組まれる姿勢を拝見するだけで元気と勇気がたまり活力がもらえる、支援職同士でこのように感じることができるご縁をいただけたことをとても幸せに感じます。

 

「今日が人生で一番若い日」

今の自分でできることがあるから今日が訪れたと思えば、今日一日が開けていく気がします。自分で選べることはどしどし選んでいく。選べないことは無理せずゆっくり考える。自分で選べず苦しい時は相手の力を信じて頼る練習をしてみましょう。それは家族でも家族でなくても自分で安心できる人を選べばよかとです。

 

2022-06-06 11:18:00

ゆっくり行動すると自律神経が整いやすくなる

子どもがゆっくり行動するとイライラする人がいます。職場でもそうですね。仕事が速い人はゆっくりな行動の人をなかなか受け入れられないことがあります。

 

例えば食事。昔からゆっくり噛んで食べなさいと言われて育ちましたね。ただ年齢とともに急いで食べないといけない場面が増えていきます。給食にしても職場の昼食にしても周囲に迷惑をかけるといけないので早く済ませるみたいな感覚で過ごすことが少なくありません。そうすると早く食べるのがよくてゆっくり食べるのはよろしくないみたいな感覚に陥ります。

 

自律神経の側面からみるとゆっくり歩く、ゆっくり食べる、ゆっくり喋る‥どれも心地よいリズム運動であると脳が認知して安心ホルモンのセロトニンが分泌されやすくなります。東京等の駅を歩く方々のスピードに圧倒されることがあります。地方で暮らしているとあのスピードとお互いぶつからないように歩かれている方々の行動は神業に感じます。きっと限られた時間でたくさんの人の中で日々の生活に折り合うために自然に身につかれた習慣なのだと思います。東京の方々程でなくても最近ゆっくり食べてない、いつも早足で歩いている‥と感じられていたら「セロトニンセロトニン」と心の中で呟きながらゆっくり行動してみられるのもよかかもです。

 

もちろん物理的な時間の余裕がないとゆっくりは難しいのでいかに時間を調整できるか、周囲に迷惑がかからない場面であればゆっくりできることはゆっくりゆっくりで心は整いやすくなります。子どもがゆっくり行動している時には自律神経を整えているのね〜とゆっくり応援していただければ嬉しいです。

 

会社を創業されている社長さん方は不思議と意識的にゆっくり行動される方が多いそうです。きっとトップがゆっくりした行動をとることでスタッフさんも安心して仕事に取り組めるからだと思います。自分の行動で周囲の方々に少しでもセロトニンが生まれるように‥人生もゆっくりぼちぼちいきましょう。

 

 

2022-05-25 22:09:00

本人のテーマは 本人が乗り越えられるように

子どもが不登校になると周りの大人に色々な反応が生じます。

 

「何故学校に行かないんだ」と憤る父

 懸命に登校させようとする先生や母

 関わって子どもが登校できるようになり喜ぶ支援者

 

気づけば不登校というテーマが周囲の大人のテーマになってしまうことがあります。子どもの行動をコントロールできるのは子ども本人だけです。逆に周囲でコントロールするのは子どもにとってとても辛いことです。

 

必要以上に相手のテーマに関わったり相手のテーマを背負ったりする時があります。自分のテーマに向き合うのがしんどい時です。

 

それでは自分のテーマに向き合えば解決するかというと今度は自分に向き合い過ぎて苦しくなります。自分に向き合い過ぎると辛くなる人はじゃあどうすればよいのか。

 

ヘルパーズハイという言葉があります。人を助けたり誰かの力になれたりすると相手が喜んでくれたり笑顔になってくれたりすることが生きる原動力になる。1つ留意点として一方的なサポートにならないこと。相手が何に困ってどんなサポートを必要としているのか、よく話をしながら関係性を構築していくことが大切です。

 

そして必要以上にサポートすることは子どもの力を信じていない証。困る場面が生じて初めてどうしようと考え、悩む。ストレスを感じて和らげる方法を知る。不安やストレスを取り除くサポートではなく、不安やストレスとどうつきあい緩和していくか、子どもの周りにいる大人の大切なテーマですね。

2022-05-22 19:48:00

目指せ一匹狼!

子どもたちから大人の方までよく受けるご相談があります。

 

「人と関わると凄く疲れてしまいくたびれます。でも関わらないと学校や仕事もうまくいかなくなるので無理に頑張ってまた疲れます。どうすればよかとでしょうか」

 

人には感覚器官が備わっていて皆各々テレビのアンテナのような受信力があります。受信力があまり高くない人、とても高い人大きな個人差があります。「何でそんなにいつまで嫌なことを覚えているの?切り替えた方がいいよ」と言われた経験がある人は受信力が高い人、つまり周りの人より高性能のアンテナを兼ね備えているのです。

 

近くに人がいるだけで疲れる人は家族の中でもアンテナが出ているかもしれません。身体が硬くなる時はアンテナが情報を受信している時。そんなあなたはアンテナをうまく収納できる時間をもちましょう。

 

アンテナをうまく収納するためには誰もいない空間に身を置くこと。学校だったら休み時間には図書室に行ったり外の空気を吸いにいったり、トイレにこまめに行くだけでも脳と心を休めてあげることができます。仕事や活動で集団の中にいる人はできるだけ人から離れましょう。お昼ご飯は自分の車の中や公園のベンチでも大丈夫。休憩時間はあなたが調整してよい時間です。自分が苦しくない方法を選びましょう。

 

人から離れて過ごしているとこんな心配をする人がいます。「協調性がない感じが悪い人と思われるのではないか」→もしあなたの周囲に同じ悩みを抱えている人がいたら「気にせずゆっくり休憩してきて下さい」きっとそう言えるはず。自分の考え≠人の感じ方ではないから大丈夫です。あなたは誰よりも相手の辛さを汲み取ることができる心優しい人であることを忘れないで下さいね。

 

苦しい中に身を置き続けると益々人と関わることは苦しくなります。苦しい自分には自分で安心の道をつくってあげればよかとです。自分に安心の道をつくってあげられるのは自分自身です。

 

私たちと一緒にサポートルームで子どもの応援をしてくれているBさんは人と関わることが苦しくなった時、狼の被り物をしているイメージで過ごされてます。「私は自立した大人の女性」人と群れずに過ごせるあなたは心が成熟している証です。人と一緒にいるのに疲れた時はともに一匹狼を目指して日々過ごしている仲間がいることを思い出して下さいね。

 

必要以上に人間関係で心をすり減らしてしまうとあなたの大切な時に大切な人にあなたの大事な力を注げなくなります。あなたにしかない大切な力を大切な時に大切な人に注げるように‥。自分の過ごし方を調整できるのは自分だけです。自分を大切にすることが大切な人のピンチの時のエネルギーを生み出します。

 

 

2022-05-20 05:10:00

自分に合う環境を選ぶ力

昨晩、嬉しいお電話をいただきました。

 

苦しいことが重なり人目も気になりなかなか外出も登校もできなかったCさんが今春から通信制高校に在席。高校生活が楽しく毎日予習までして提出したレポートも先生方に褒められて月2回のスクーリングも楽しく参加できているとのメッセージをいただきました。

 

なかなかみんなと同じように学校生活が送れず悩みを重ねてきたCさん。丁寧さと自分の好きなことに関する関心、意欲の高さはピカ一。ご家族も本人の意志を最優先で対応されてきました。

 

たくさんの高校から今の高校を選べたのは本人自身です。自分に合う場所に辿り着く。自ら選ぶことでこれだけの勇気と元気がたまるのは感激ですね。「自分が安心できる環境に身をおく」ことが子どもの成長にいかに大切かを再度教えてくれました。安心の場所に辿り着くまでに応援してくださった方々がいてくださったのも本人にとっての大きな強みですね。

 

「温まった卵から雛鳥が殻を割って外に出てくるのを本人の力を信じて待つ」-殻を無理やり破るような強引な支援ではなく、心を温めるのが大切。自分一人で温めるのは人間なかなか難しい。もし中学時代に無理を重ねすぎていたら今のエネルギーは充足されていなかったかもしれません。自らの選択で人生は開けていきますね。Cさんの勇気とご家族の支えに学ばせていただきました。「意志あるところに道あり」ですね。Cさん、ありがとう!これからの安心の日々を心から応援してます。