インフォメーション
2022-08-16 20:41:00
亡き父の言葉
コロナ禍の中のご帰省等皆様大変だったことと思います。
お盆の頃になるとスタッフの一人は仕事に行けなくなって休職していた時の景色をよく思い出します。
同僚からは「毎日日曜日みたいな感じってどんな感じ」と言われ泣きながら運転して通り過ぎた山道もよく覚えています。その当時は鬱を理解してもらえない周囲のせいにしていましたが、すっかり元気になった今、周囲の言動に巻き込まれやすい自分のテーマであることに気づけるようになりました。「この方はそういう考え。相手の気持ちがわからない(残念な)方なんだなあ」とそう思えば良かったのです。人間、同じような経験をしていないとなかなか相手のことは理解できないものです。関わりたくない人、注ぎたくない相手にあなたの大切なエネルギーを注ぐのはもったいない。関わりたい人、大切にしたい人に大切なエネルギーを注ぎなさい。恩師からはよく言われました。それからは心ない言葉を発する相手には心の中で「知らんがな。おたくのテーマですよ〜」と100枚程心にのしを備えてご丁寧に送り返すようにしています(^_^;)皆様、知らんがな作戦はかなり有効です(^^)
夏になると亡くなった父が自分で育てたスイカを嬉しそうに近所の方やお世話になった方々に配っていたのを思い出します。いつも相手が喜んだり嬉しそうにしたりする姿を見るのが大好きな父でした。
そんな父が私が仕事に行けなくなり仕事を辞めてもう一度勉強したいことを伝えた時の言葉は今でもいつも私の心にあります。「お前がしょぼん(しょんぼり)しちょっよっか笑っちょった方がよか。元気やったら仕事はどげんでんなったっが」→お前がしょんぼりしているよりは笑っている方がよか。元気でいれば仕事はどうにでもなるという意味です(^_^;)
公務員で安定していた仕事を辞めるのはほとんどの人から反対されました。そんな中一番の心の味方になってくれた父。今こうして素晴らしい仲間と来実の活動をさせていただいていることを誰よりも喜んでくれていると思います。まだまだ父の背中は遠いですが、年齢を重ねて少しでも父のような人になれるように来実の仲間と一緒にぼちぼち自分のペースで頑張りたいと思います。
2022-08-15 08:04:00
心の師
長い人生で「この方のようになりたい」そう思える人に出会えるのはとても幸せなことです。
当ルームの活動は信頼できる尊敬できる仲間たちと一緒に子どもたちのために何かできることがあれば‥その思いでスタートしました。人がたくさんいればよか繋がりができるかというとそれはなかなか難しく仕事は礎の部分で同じ方向性、各々の考え方や気持ちを共有できるかどうかが重要です。礎の部分が違うメンバーで幾度もやりとりを重ねても同じ部分を議論がぐるぐる巡るだけでなかなか前に進みません。今回はスタッフからサポートメンバーまで皆様々な事情や通常業務を抱える中限られた時間で何ができるか、時間と知恵を絞り出しながらの日々です。苦手なことに必要以上にエネルギーを注ぐのはもったいない。苦手なことは感謝の気持ちで得意な人に依頼すればよい。それぞれの強みを活かした役割を見出すきっかけをいただいている気がします。
職場で人間関係に悩んだり朝職場に行くのが辛かっりするのが長年続いている時は自分の力を大切なことや大切な人に注ぐことが難しい職場なのかもしれません。ご縁がある人や職場ではあまり無理しすぎなくても大丈夫な人間関係を自然に築くことができるものです。苦しいことや辛いことから離れる決断をすることでまたよか新たなご縁に繋がることもあります。
スタッフの一人が苦しい時に家族のように支えていただいた心の師のお一人に久しぶりにお会いしました。その方がいてくださらなかったらスタッフは支援職につきこのサポートルームの力強い応援者である仲間やサポートメンバー、心優しい子どもたちや保護者の方々にお会いすることはなかったと思うとピンチは自らの人生を切り開くための最大のご縁をいただくチャンスなのかもしれません。ピンチが訪れなければ出会わなかった方々ばかりです。
皆様にも「この人のようになりたい」と思える心の師との出会いがありますように。私どもがいただいたご縁を当ルームは来実ネットワークとして希望される方々にお繋ぎしてまいります。活動の最初は妄想のような目標からスタートしましたが今は妄想から理想、目標へとほんの少しずつではありますが目指すところと現状が近づきつつあります。「現実自己」と「理想自己」が重なりあうことが心身や活動の安定を生み出す折り合う力となります(^^)
2022-08-13 21:00:00
まず自分!
スペシャリストタイプの人(秀でた力をもつ人)はエネルギーの消費が速い。好きなことに集中する力がありすぎて休憩ができないのです。
なかには10時間以上パソコンに向かい続けて一度も休憩しない方もいらっしゃるようです。以前学会でゲームが大好きな10歳の男の子がずーっとゲームをし続けてほとんど座っている生活を送っていたら息苦しくなり病院に行ったら肺年齢が90歳⁉と言われたという話を聞いたことがあります。座りっぱなしは内臓の働きを悪くするそうです。だから休憩したりのびたりトイレにいったりが必要なのかもしれませんね。1時間に1回は立ち上がりましょう。
これだけの集中力があればエネルギーの消費が人一倍速いのも納得です。疲れたら無理に人に会ったり話したりせず「籠もる」力も大切です。エネルギーがたまったら温まった卵から雛鳥が殻を割って出てくるように少しずつ動けるようになります。籠もることは決して悪いことではなく身を守るために必要なことでもあります。無理せず「まず自分!」でいきましょう。自分の状態が一番わかるのは自分です(^^)
2022-08-11 09:05:00
癒やしの場所
サポートルームがいつもお世話になっているぶけぐらさんに昨晩一緒に仲間と伺いました。私どもの支援職仲間がニャンコ先生の大ファンで以前からぶけぐらさんに伺いたい気持ちでいっぱいだったそうですが、なかなか一人で伺う勇気が出ず昨晩は感激の一日となったようです。
その仲間はきつい時にぶけぐらさんに飾られているアニメの絵やストーリーにとても励まされ力をもらい今でも車や携帯にニャンコ先生のぬいぐるみやかわいいスタンプがいっぱいで熱く語る姿に「本当に好きなんだなあ」と聴いているこちらが元気をもらうほんわかするひとときでした。熱くなれるものがあることはとても素敵なことですね。その姿を見るだけで力をもらいます。何事にも一生懸命に取り組める彼女のことが私ども仲間も大好きです。
そしてニャンコ先生を描かれたマンガ家の先生の存在、ご縁をいただいたぶけぐらの皆様、マンガを手にとり心の支えにしてきた私どもの仲間の1つひとつの選択が人生に優しい彩りを与えてくれることを改めて教えていただいたとてもよか時間となりました。
ぶけぐらの皆様、すずらんの皆様には子どもたちのためにとサポートルームの面談場所にいつも無償でご提供いただきました。来実の活動はぶけぐらさんやすずらんさんのお力添えがなければ継続が難しい状況でした。地域の優しい皆様のお力添えに心から感謝ばかりです。優しい方々に包まれると一緒に過ごす私どもも優しい気持ちになれます。そして不思議なことにご縁があるアニメのキャラクターと私どもの仲間が何となく似ていて大笑いしながらぶけぐらさんをあとにしました。子どもたちにも私どもの仲間にニャンコ先生やぶけぐらさんとのよかご縁が生まれたように優しいご縁が広がればなあと切に願います。
2022-08-09 12:20:00
来実 ありがとさん会
「安心できる自宅で勉強したい」
このA君の一言から来実の活動はスタートしました。昨年夏にすずらんさんの場所をお借りして「人吉未来塾」という形で支援職の有志とサポートメンバーと希望される保護者で集い試行錯誤しながら1年の時を重ねてまいりました。
この1年の間、たくさんの方々に支えていただきました。仕事で多忙を極める中、力を貸してくれたスタッフ、子どもたちと温かいやりとりの中一緒に元気をためる日常のサポートをしてくれたピアサポートメンバー、快く面談場所を提供して下さったすずらんさんとぶけぐらさんの皆様。来実を利用してくれた子どもたち、保護者の皆様。本当に感謝ばかりです。
高校に行けず居場所がなく深く悩んでいたB君はピアサポートメンバーと好きなゲームのやりとりでエネルギーをため通信制高校への編入を自分で決めることができました。更にエネルギーも増してゲームの大会にも参加するために夏は特訓だと張り切っています。1つの出会い、やりとりから不思議な化学反応が生じ子どもの未来を開くサポートをしてくれたメンバーにも感謝ばかりです。
相手の状況を察し自ら動ける、絶妙のタイミングで助けすぎず相手の力を信じて必要な時に力を貸してくれる‥そんなピアサポートメンバーの人間力の高さをやりとりから垣間見ることができてスタッフも勉強になります。
そんなスペシャルな力をもつピアサポートメンバーが先週末Zoomを通じて集うことができました。活動に参加したい気持ちを抱いてくれた素晴らしい仲間たちに、心からありがとう。まず自分のことを整えて余力があれば誰かのためにが来実のモットーです。来実をこれから利用される子どもたちのスペシャルな力もきっと一緒に応援してくれるメンバーたちとの出会いを楽しみにしていただければ嬉しいです😺