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2023-04-21 11:53:00

子どもの力を信じる

今日は高校3年生のお母様とお話しする機会がありました。御本人に了承いただきご紹介させていただいております。

 

初めて子どもさんに会ったのは小2の時。およそ10年前です。A君はお母様思いのとても優しい子どもさんです。

 

いじめや周囲との関わりで辛い日々を重ねながらの毎日でした。長期間の不登校、社交不安症で人に会うのも辛く家にこもりがちでしたが本人のテーマは本人自身が乗り越えていけるようにお母様は本人の意思や決断を尊重して見守ってこられました。思春期に入ると暴言を吐いたりお母様にあたったりと大変な時期もありましたが外でとても気を遣うA君にとって唯一お母様に色々吐き出し心のお掃除を手伝ってもらいながら乗り越えてきての今なのかもしれません。

 

しっかり目標を抱きアルバイトをしながら学校にも通い来春からはお母様と離れた場所での就職に向けて準備を始めました。学校の先生に自分の進路希望を話すA君の姿をお母様は誇りに思われ嬉しそうに語られました。車に乗る際にバランスを崩された母の背中をさり気なく支えてくれたA君の優しさは小さい頃と変わらず、優しく成長できるのは自分を大切にしてもらった経験があるからとお母様を労いました。

 

子どもならではのペースや変化に気づき一緒に嬉しい気持ちになることでまたお互い元気をもらえます。A君のお母様はまさにスペシャルピアサポーター。心の友としてA君の力を信じて見守り続けてこられたお母様に‘あっぱれ’を送ります(^^)子どもたちの力、素晴らしいですね。