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2023-04-12 17:39:00
20年程前の‘ピアカウンセリング’の本から
学生時代によく読んでいたピアカウンセリングの本がグッドタイミングで再登場してくれました。片付けも段取りも上手な方にとっては物を探す必要もないかもしれませんが片付けが苦手な者にとっては毎度毎度リプレイを見ているかのようにあちこち探しまわり探すことにエネルギーを要します。頑張って探した分だけ探し物に出会えたときはめちゃめちゃ嬉しいのでそれはそれでよかとかもしれません(^_^;)
久しぶりに読んだピアカウンセリングの本には「あてにしてもらうこと」の意味が綴られていました。‘あてにする’という言葉は何だかあまりよい捉え方をされないかもしれませんが時代の流れを感じますね。あてにしてあてにされる。頼って頼られる。信頼とは相手を信じて頼ること。自分が勇気を出して頼ってみるとはじめて相手も頼れるようになります。頼られると少しは信頼してもらえているかもと感じることもできます。頼られることをどう感じるかも自分次第ですね。
私たち来実スタッフは頼られたりあてにされたりしたら嬉しい気持ちになる人ばかりです。周りに信頼できる仲間がたくさんいるので頼ってばかりかもしれませんが頼られたらできる限りまた何倍も力になりたい気持ちになります。できない時はできないと言えるから気楽な関係です。逆に信じれる人が周りにいなければ頼ることはなかなか難しいかもしれません。ますば自分自身が誰かを信じることからが大切な一歩目になります。
皆それぞれ多くのものに頼りながら力を借りながら生きています。自分は頼っていないと思う人はそれでもいいと思います。ピアサポート活動では相手の反応は相手が決めることなので相手の反応に左右されない、相手の反応を期待しないことが大切です。自分の思い通りにいかないことばかりかもしれません。違う人間同士のやりとり。相手にも事情があるわけですからそれは自然なことかもしれませんね。逆に自分の思い通りにいくことが続く方が不自然で誰かがかなり無理をしている状況の場合もあります。思うようになかなかいかないなあと感じて自分なりに工夫して和らげていけばよかとです。
ピアサポートとはサポートしたりサポートされたりする関係性。来実では一人ひとりが違う場所で別々に重ねてきた経験や知恵を活かし共有しながら相互扶助の中で自己実現を目指します。きっかけだけ掴んでいただき自らの道を目指していただければ嬉しいです。
‘あてにされる’こと自体を自分の力にかえて嬉しいと感じることができる方にはピアサポート活動においてかけがえのない経験や繋がりを得ることができると思います。自分だけが相手に与えていると感じられる場合は活動自体が辛くなりますので無理をされずその場から離れてくださいね。参加するもしないも決めるのは自分自身。どう生きていきたいか道を決めるのも自分自身です。自分自身が決めたことが正解だと思います。来実スタッフは皆様の選択や決断を応援します。
医療アドバイザーの興野先生からも来実の活動をきっかけ(踏み台で十分です(^_^;))にしていただき皆様により経験や安心を増やしていただけたらとのメッセージをいただいてます。求めるものと違う場合は求めるものに合うコミュニティを選ばれてくださいね。