インフォメーション
2023-03-07 12:14:00
「困ること」の大切さ
昨晩は「罠の戦争」に見入ってしまいました。
草なぎ君の臨場感溢れる演技は以前にも増して磨きがかかりよか歳の重ね方をされているなあとSMAP世代の私たちはその姿に元気をいただきます。
罠の戦争の中で草なぎ君演じる国会議員の息子さんが歩道橋から突き落とされてその真相が闇雲のままになっている状況に草なぎ君が父親として奮闘するストーリー。
突き落とした人物が明らかになり犯人が幼少期から問題を起こしても困らないように守り続けてきた母親。
「子どもが困らないように」するサポートも多くあります。ただ子どもが困る前に困る状況を取り除いて困らないようにするのがサポートでしょうか。
人間、困る場面があって自分がどのような状況でどのように困るのか、うまくいかないのかを初めて知ることができます。困ることが自分を知る一歩目なのです。
困る場面が生じて人に相談したり力を借りたり自分なりの乗り越え方を見つけていくきっかけが生まれます。相手の力、子どもの力を信じて困る場面が生じる機会の意味を考えながら子ども自身が自己理解を深める機会を大切に見守れる大人でありたいですね。
困る場面があること、不安になることは自ら闘っている証。困っていることを困っていると伝えられるようになること、SOSを出して自分を整えていくための「方法」を伝えていくことが力になります。困る前にサポートし続けるとサポートが外れた時に不調に陥ります。困る前にサポートしてしまう場合は「不安定な状況を見守るのが辛い」サポートする側の中に原因があるかもしれません。困らないように先回りして助けすぎると子ども本来の力も奪ってしまうことがあります。「誰が困っているのか」の見極めが鍵になります。
長い人生。困った時にどうするか。その乗り越え方さえ知っていれば色々な場面で応用が効きます。本人が何を求めているか。当ルームの興野医療アドバイザーもいつも「本人が困ることが治療の一歩目です」とよく言われます。困ることも不安になることも子どもの成長への第一歩。大切な意味があります。もちろん環境的な課題が強い場合は子どものテーマではなく環境的なテーマですのでそこは早めに要相談となります。誰のどのようなテーマか。アセスメントが大切ですね(^^)