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2023-03-05 11:41:00
比較にエネルギーを使うのはもったいない
同窓会等に参加すると周りの進路や仕事、家族、生き方と比べて自信をなくしたり悲しい気持ちになったりするご相談も伺います。例えば同じスポーツをしていて自分の目標のために誰かと比較するのは励みになったり力になったりすることもできます。それはよい比較、よいストレスになる場合もあります。
ただ進路や仕事、生き方は何をベースに比べることができるのでしょうか。元々の得意なこと、苦手なこと、育った環境も違えば重ねてきた経験も違う。背景が違う人と比べること自体が難しいことでナンセンスです。人と比べて不安定になるのであれば以前きつかった頃の自分と比べてよく生き抜いてきた自分を労ってあげましょう。人と比べるのをどうしてもやめられないのであれば「あの人みたいになりたい」と自分の中に心のモデルを見つけましょう。その人の行動や考え方を無理のない形で自分にも取り入れていくことで周囲と比べてエネルギーを奪われることは少なくなるかもしれません。
人間余裕がなくなると「周囲の人は自分のことを色々できない人間だと思っているかもしれない」と悪く悪く考えがちです。ただ人はそれほど他人のことには関心がない生き物です。人のことばかり悪く言っている人は自分のテーマに向き合えないかわりに人に向かうのです。そんな人の言葉を真に受ける必要は全くありません。心ない言葉を受けたら「おたくの問題です」と心の中でのしをつけてやんわり相手にお返ししましょう(^_^;)相手のテーマは相手にしか解決できません。背負わないように。
一人ひとり毎日を精一杯過ごしているので自分が思っている程人は自分のことには意識は向いていないのです(思い込みの場合がたくさんあります)。ですから自分で悪い方向に考えてエネルギーをなくすよりは「一人ひとり皆自分のことで精一杯だから自分が失敗しようがしまいが人はそれほど気にしていない(多分全く気にしていない人がほとんどです)(^_^;)」と考えて自分のなりたい自分に近づけるように日々行動したり時間を使ったり心地良い経験を重ねていけると幸せですね。
人の評価が気になりすぎるときは「自意識過剰ちゃん」になっている時。他人の評価で自分を評価するのではなく自分で自分自身を労い水を与えてあげられるようになれたら少しずつ楽になります。
自信の水は人からもらうものではなく自分自身で与えるもの。そう思えたら自分次第。周囲のどのような状況にもエネルギーを奪われず注ぎたいことに注げるようになりますね。なかなか難しいですが他者と自分のことにうまく柔らかい安全ラインを引くことができるようになると思います。心のラインがひけないといつまでも誰かの評価で人生を重ねていく辛い日々になります。あなたが信頼する人は誰かとあなたを比べるような寂しい考えであなたに接しないと思います。「このような人になりたい」と思える自分の心のモデルを見つけましょう。そうすればぶれない心の軸ができてくると思います。ゆっくり見つけていけば大丈夫です(^^)