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2023-02-19 06:13:00
学校現場で頑張る友人たちにエールを
私には学生時代をともにした友人がいます。当時初めての一人暮らしになかなか慣れずに苦戦して授業に出ることができずひきこもりのような生活を送っていた時期があります。地元に戻り大学を辞めたいと両親に相談したら「まあおでんを食べればよか」と何も詳しい事情も聞かずに食事に促して傍にいてくれました。翌日めったに休みをとらない父親が休みをとって空港まで送ってくれました。あれから何とか大学にも行けるようになりはっきりした目標はもてないものの少しずつ一歩目が出るようになりました。
大学4年生時に1ヶ月程の教育実習でたまたま同じ出身地の友人との出会いをいただきました。地元が一緒というだけで何だかほっとします。一緒に過ごした1-1で夜遅くまで教材や子どもたちへの頑張り賞等を作ったあの風景は今でも大切な心の支えとなっています。一つひとつ手を抜かず子どもたちの喜ぶ顔を思い浮かべながら教材研究をする仲間たち。尊敬できる友人たちに出会えたことがとても嬉しいです。
その仲間たちは今でも学校現場で日々子どもたちに向き合いながら各々の家庭のことにも向き合いながら頑張っています。支援職として時々学校に伺いますが今の学校現場は本当に過酷です。気になる子どもたちや先生方のフォローをされながらほとんど休憩もとられずに朝から夕方、夜遅い時間まで学校にいらっしゃります。人員不足で職員室に伺っても誰もいらっしゃらないことも少なくありません。友人たちが日々の健康を維持しながら家族との時間も十分もてるような学校の先生方を国全体で応援していただけるような制度を切に願います。私にできることは友人たちが困っている時に一緒に考えてあげられるようなそんな自分に整えていくことだと感じています。
余力のない状況が続くと人間他責傾向になります。他責傾向で相手を責めて余力を奪うのではなくお互いの状況を感じながら大変な状況の中で日々子どもたちに向き合い続けてくださる学校の先生方の労を労いながらみんなで明日のエネルギーをためていける社会でありたいですね。
学校現場で頑張る友人たちにエールを。みんながいてくれて救われている子どもや家族がいます。苦しい時は少し離れて自分を守れる力を子どもたちに伝えるのも大切な役割です。健康や気力を維持できない職場からは少し離れた方がいい。友人たちが疲れて癒やしの場を求めた時、現場を離れたあと、いつでも来実に立ち寄ってもらえるようなとまり木のような場所をつくっていけたらと思います(^^)