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2022-09-16 20:54:00
高校生になるということ
中学生時に不登校で悩んだ子どもたちは義務教育を終えて様々な枠組みから離れて肩の荷がおりて調子が回復する場合もよくあります。
一方で義務教育までは学校内でも密な支援を受けられていた子どもたちから一気に支援が離れ思いもよらぬ悲しい辛い出来事に遭遇することもあります。私ども支援職にとって高校生になる子どもたちの支援は最重要課題でもあります。
子どもたちにとって苦しい時に心を開ける人がいるのはとても幸せなことです。専門職だから可能かというとそういう関係を築くまでには苦しい思いをしてきた分だけとても時間がかかります。元々築いてこられた方に力を借りるのが子どもにとって何よりもの安心になります。
子どものピンチの時に「この子どもに誰のメッセージが一番届くだろうか」と考えた時に学校生活で一生懸命関わってくださった恩師がよぎります。その先生の話をする子どもの表情がぱっと明るくなる。そういう先生と繋がることができた子どもはきっと人との繋がりを大切にしながら時間を重ねていくことでしょう。
枠組みは大切ですが、時に枠組みを超えた支援を必要とする子どもたちがいる。枠組みを超えても大丈夫なシステムを築くために来実はスタートしました。一人ひとりが子どものピンチに0.1ずつでも力を出し合えるそんな繋がりルームでありたいと思います。