インフォメーション
2022-05-25 22:09:00
本人のテーマは 本人が乗り越えられるように
子どもが不登校になると周りの大人に色々な反応が生じます。
「何故学校に行かないんだ」と憤る父
懸命に登校させようとする先生や母
関わって子どもが登校できるようになり喜ぶ支援者
気づけば不登校というテーマが周囲の大人のテーマになってしまうことがあります。子どもの行動をコントロールできるのは子ども本人だけです。逆に周囲でコントロールするのは子どもにとってとても辛いことです。
必要以上に相手のテーマに関わったり相手のテーマを背負ったりする時があります。自分のテーマに向き合うのがしんどい時です。
それでは自分のテーマに向き合えば解決するかというと今度は自分に向き合い過ぎて苦しくなります。自分に向き合い過ぎると辛くなる人はじゃあどうすればよいのか。
ヘルパーズハイという言葉があります。人を助けたり誰かの力になれたりすると相手が喜んでくれたり笑顔になってくれたりすることが生きる原動力になる。1つ留意点として一方的なサポートにならないこと。相手が何に困ってどんなサポートを必要としているのか、よく話をしながら関係性を構築していくことが大切です。
そして必要以上にサポートすることは子どもの力を信じていない証。困る場面が生じて初めてどうしようと考え、悩む。ストレスを感じて和らげる方法を知る。不安やストレスを取り除くサポートではなく、不安やストレスとどうつきあい緩和していくか、子どもの周りにいる大人の大切なテーマですね。