当ルームスタッフから皆様へ

2021-09-07 06:13:00

所属感の大切さ

コロナ禍で大変な毎日が続いております。オンライン研修に参加する度に全国的にも子ども自身の学校に行く不安、保護者の方々の学校に送り出す不安が重なっての状況と聞きます。自らどう判断するかが益々問われる時代になってきましたね。子どもの対応に正解はありませんが、今目の前にいる子どもに無理のない笑顔が戻っていれば今の対応を信じて続けていかれたら大丈夫だと思います。人は笑えるようになると元気がたまりやすくなります。笑うこと自体がエネルギーとなると考える‘笑い療法’もあります。

 

子どもたちが安心して家庭以外の場所で過ごしたり出かけたりできるようになる時に一番の支えは横や斜めの子ども同士の繋がりが大きい印象を受けます。例えば集団場面でとても緊張する場合、気持ちをわかってもらえる安心できる友人が傍に一緒にいてくれたら緊張も半分になります。一人で闘って苦しいことはチームで乗り越える。「ドラゴン桜」にも元気をたくさんいただきました。

 

 

自分のきつさをわかってくれる人が家族以外にもいてくれる。そういう場所がある。それが所属感だと思います。長期間、学校に行くのがきつい状況が続くと自分のいる学校、学級への所属感が抱き辛くなることも少なくありません。「何年何組何番…」決まっていてもそう実感する機会がない子どもたちもいます。

 

 

「自分はこのように行動する」と自らの行動を選択して決めていくためにもエネルギーが必要。エネルギーをためるには安心できる場所で安心できる人と過ごすのが一番です。学校の場で学ぶことが難しくても学校以外の場で学び繋がれたらきっとそこが安心できる所属感となります。マズローの欲求の段階としては安全欲求→社会的欲求を充たしていく段階です。安心できる場所だから安心して学べる。安心できない場所で心身闘い続けて不調が出る時は今の子どもの状態と所属を求められる場所があっていないと考えていただいてよかと思います。自分の選択を信じれる生き方を子ども自身でできるように皆様と一緒に応援していければと思います😺