インフォメーション
2021-10-08 06:01:00
自分のことを自分で決める
「自己決定」ができるようになると子どもも大人もエネルギーがたまり徐々によか方向に向かう印象を受けます。
今日は何を食べる、どんな服を着てどう過ごす、一つ一つのことを自分で決めることにはかなりエネルギーを要します。
ですからエネルギーの充電が大切になります。車もガソリンが切れる前にガソリンスタンドに寄るように子どもたちもエネルギーを充足する場所が必要。家で過ごすことを選んでいる子どもたちはきっと家が一番安心してエネルギーを貯められる場所なんだと思います。「家が一番ホッとする場所」であることは子どもにとっても大人であっても幸せなことだと思います。
よく学校に行けない子どものことをよく理解されていない方が子どもが学校を休みがちになると「怠学」と言われることがあります。学校がある日、世間一般的に平日と言われる日に皆と違う場所、自宅で過ごす経験をされたことがない方には想像ができないのかもしれません。休職して休んでいる時に同僚から「毎日日曜日ってどういう気分?」と言われたことがあります。その時はかなり落ち込みましたが、相手のきつさがよく分からない方のテーマだと考えれば大丈夫です。周囲のテーマとの線引きができるようになることが大切です。
周囲の人と違う場所で違う学び方、過ごし方を選んでいる子どもたちがいたら子どもたちなりに様々なことに精一杯向き合ってきてエネルギーをためられる家庭で次進みたい方向への準備をしていると考えていただくとよかと思います。全ての人に分かってもらえなくても子どもにとって一番大切な人に分かってもらえるのが何よりもの充電になります。
エネルギーをためた子どもたちの進みたい方向に添ってご家族がマラソンの伴走者のように一緒に不安や緊張に寄り添いながら応援されています。ぶけぐらでお話し伺う皆様は子どもの長い人生が豊かに幸せになりますように願いながら親子一緒に成長していこうとされていて私どもが日々学ぶことばかりです。子どもの力を信じて「子ども自身のことは子どもが決める」皆でゆっくりお互いにエネルギーをためていきましょう。子どもを支える家族が辛くなく安心できる方法を選んでいかれるのが子どもにとっての安心に繋がります。