インフォメーション

2022-09-05 19:20:00

心の壺の蓋は無理に開けなくて大丈夫

今私たちの活動を応援してくださっている方々は心優しい方々ばかりです。

 

恩師から「人はたくさん心に壺をもっている。あけたければ開けたらいいし開けたくない時はずっと蓋をしたままでいい。無理に開けなくて大丈夫。あけるかあけないかは本人次第」と教えていただきました。学校に子どもが行けなくなると「何があったのか」と理由をはっきりさせたくなるものです。そして何か言わなければいけないプレッシャーに駆られた子どもたちは「先生が怖い」「嫌なことを言われたから」と何か言葉にします。理由を話したから何か解決するものでもありません。苦しくなることばかりです。

 

苦しい渦の中にいるときは冷静な判断も考えを整理することも難しい。本人自身もよくわからないけど心身きつくなっていることもあります。だから理由なんて聞かなくてよかとです。理由がわからなくてもきつい時はゆっくりエネルギーをためればよかとです。

 

苦しい渦から離れてエネルギーがたまってくると少しずつ自分がどうしたいか見えてきます。今自分が何をしたいのかどうしたいのかわからないときはまずは充電からですね。〜しなければいけない(must)はエネルギーを奪います。保護者の方であれば「料理を作らなければいけない」子どもであれば「勉強しなければいけない」はナッシングです。人吉球磨の「よかよか〜」をアレンジして「〜しなくてよかよか〜」とこれまでの頑張りを自ら労ってあげましょう。

 

体調を崩したり心がとても苦しくなったりするまで学校も仕事も人間関係も頑張らなくてよかとです。そんなに苦しくなる場所はきっとあなたには縁が薄い場所。縁が深い場所は必ずある。その場所を見つけられるかどうかは苦しい渦から勇気を出して離れることができるかどうかにかかっています。一人で不安な時はこのサポートルームを活用してくださいね。苦しい渦から勇気を出して抜け出して自らのこれからの活かし方を模索している頼もしいピアサポートメンバーがいますからね。

2022-09-04 09:34:00

聞き取り辛さとストレス

APD(聴覚情報処理症)という症状をご存知でしょうか。

 

 

 

書いてある文章であればうまく理解できるのですがお電話等でよく聞き取れない症状です。

 

 

 

ストレスとの兼ね合いがありストレスが増えるとより聞き取り辛さが増します。子どもから大人の方まで「聞き取り辛い」「聴いているうちに理解できなくなる」等のご相談も多く学習や仕事に支障が出やすくなります。

 

 

 

ストレスを抱えやすい人に多く認められるため聞き取り辛さに悩まれる7割程の方が発達症傾向を抱えていること、他鬱等の精神症状や睡眠障害が重なっている場合も少なくないと言われています。

 

 

 

ストレスの増えやすい背景には①気になることが頭から離れにくく話に集中できなくなる②ストレスでぐっすり眠れなくなる③脳疲労を起こす④情報処理能力が低下する⑤学習や仕事がうまくいかず自信をなくす‥という悪循環に陥りやすい状況が複数重なり益々苦しさが増えやすいことが考えられます。

 

 

 

緩和策としては①頭をしっかりやすめるために快眠を心がける(午前中の散歩と就寝2時間前にゆっくり湯船につかる習慣が効果的です!)②ストレスが重ならないように苦手なことは先手をうって学校や職場で伝えておく→「電話は頭が真っ白になり苦手なのでなかなかうまく対応できずすみません。うまくいかないときは代わっていただければ嬉しいです」と伝えておくと「無理しないでよかですよ〜」と言ってもらえます③電話等を使わずにやりとりできるツールをフル活用する④課題の整理をする→余力ない時に自分のテーマ以上に背負わない⑤小出しに話せる心の友をつくる などなど‥とにかく目でゆっくり確認できるようにしましょう。

 

 

 

苦手なことは周りの人にどしどし力を借りて肩にストレスの山がのしかからないように。自分のストレス量は自分で調整できるようになると安心ですね。皆様の周りにも電話や聞き取りが苦手な方がいらっしゃる時はお互いに助けあえる関係を築いていただければ嬉しいです(^^)

1 2 3 4 5